これから大学生になろうとしている方、今すでに大学生の方、クレジットカード持っていますか?クレジットカードは便利というのは理解していても、なんとなく抵抗があってまだ持っていないという人もいらっしゃるのではないでしょうか。しかし今ではクレジットカードを持っていない人の方が少数になっています。なぜクレジットカードを持つのか、作った人はどんなクレジットカードを持っているのかまとめてみました。
目次
大学生のクレジットカード所持率
大学生のクレジットカード所持率ってどれくらいあるのでしょうか。最新の調べでは57.5%となっています。約6割の大学生がクレジットカードを持っている計算です。
Q. あなたはクレジットカードを持っていますか?
はい 578人(57.5%)
いいえ 427人(42.5%)
参照:https://gakumado.mynavi.jp/gmd/articles/51726
ただ、クレジットカードは18歳から基本的に作れるようになるので、必然的に年齢が上がるにつれて所持率は上がっていく傾向にあります。そう考えると、18歳~22歳の大学生期間で57.5%という数値は高いのではないでしょうか。
また、クレジットカードを1枚持っている人は2枚以上持っている人も含まれます。全国の大学生の人数とクレジットカードの発券数で統計を取った場合には数値がもっと大きくなるはずです。
これらのことからも、クレジットカードを大学生の間に持っていることは決して少数派ではなく、むしろ多数派であることが分かりますね。
社会人になるとクレジットカードの所持率は84%になる

ちなみに社会人になるとクレジットカードの所持率はぐんと上がって84%にもなるそうです。
■ クレジットカードの保有率は84%。平均保有枚数は3.2枚。
クレジットカード保有率は2012年から減少傾向がみられたが、2016年は昨年と同程度の84%であった。
男女20代、男性30代の保有率は他の年代と比べて低く、80%を下回る。
一人あたりの保有枚数は平均3.2枚、携帯枚数(実際に持ち歩くクレジットカードの枚数)は平
均2.0枚で、どちらも昨年と同程度であった。
参照:http://www.global.jcb/ja/press/news_file/file/20170217.pdf
社会人になると、会社の付き合いや接待などの大人数で会食や飲み会を行う機会も増えます。お店の値段も学生の頃よりも単価が高くなっていくので、一時的にクレジットカードを使って会計をするようなシーンが増えます。
特に新社会人は幹事や会計を任さられる機会も多いので、突然10万円払ってと言われても現金を持ち合わせていないときもあります。そういったときにクレジットカードを使って後から精算するケースもよくあります。
また、プライベートでも少し高いお店に行くとテーブル会計の場合がありますよね。そういったときに財布からお札と小銭を出して、、、というのはスマートではないのでクレジットカードを使うようになります。
こういったクレジットカードの利用シーンの増加が、社会人のクレカ所持率の高さの背景になっているのでしょう。
ほとんどの人が社会人になったらクレジットカードを持っていることからも、学生のうちからクレジットカードを作っておくべきという声があるのも納得がいきます。
多くの人が大学生のうちからクレジットカードを作る理由
約6割の大学生がクレジットカードを所有しているということはお伝えしてきましたが、クレジットカードを持っている大学生はどういった理由で作成しているのでしょうか。
出費の機会が増えるから
大学生になると、高校生の頃よりもアルバイトを始めたりシフトに入る回数も増えて所得が増えます。それに伴って、放課後の友達付き合いも増えて支出もなにかと増えていくものです。
例えば、友達とカラオケやカフェに行ったりするだけで3,000円や4,000円を使います。その度に現金で支払うと財布のなかのお金はすぐになくなってしまいます。
財布に現金がないと、コンビニや銀行へ行ってATMでお金をおろしますが、この作業が段々と煩わしくなってきます。クレジットカードを持っておけば、残り財布の中が3,000円しかないからこの買い物はクレジットカードを使おうといった具合にATMへ行く回数を調整できるようになります。
しかもコンビニや夜間の銀行ATMはお金を引き出すだけで手数料が取られてしまいます。1回の手数料は108円と少なくても、毎日そういった引き出しを繰り返していると年間で40,000円近くを手数料に取られてしまいます。大学生にとってそれらの金額は大金なのでクレジットカードを使うという手段を取るわけですね。
ポイントが貯まるので現金より賢い使い方だから
クレジットカードは手数料が掛からないだけがメリットではありません。各クレジットカードによって異なりますが、還元率といってクレジットカードを利用する度にポイントとして貯まるようになります。貯まったポイントは利用金額の一部を商品やキャッシュバックに還元できるようになります。
例えば還元率が1%のクレジットカードでも、年間で100万円の利用があれば1万円分のポイントが貯まります。もし、この100万円を現金で支払っていたら1円もポイントは貯まりません。
ネットショッピングを使う機会が増えたから
大学生はなにかと忙しいものです。授業やゼミ、部活やアルバイト。さらには友達との遊びに行く機会だってあります。正直、時間がいくらあっても足りません。
そうなってくると、ちょっとしたものであればインターネットショッピングを利用するようになります。Amazonや楽天などのECサイト、ヤフオクやメルカリなどのオークションサイトも一度は利用したことあるでしょう。
こうしたネットショッピングにおいて、お金を支払うための方法はいくつか用意されています。商品代引・口座振込・クレジットカード決済の3種は主に各サイトで用意されている決済方法になります。
商品代引は業者によってはそもそも対応していないケースがありますし、あっても手数料が取られます。
口座振込に関しては入金が確認されるまで商品が発送されないなど、不便さも伴います。
そうしたときにクレジットカードであれば、手数料なしにその場で決済が完了します。
せっかく安くネットショッピングで買ったのであれば、商品を手に受け取るまでは少しでも無駄なお金を掛けたくないですよね。そういった方からもクレジットカードは支持されているようです。
クレジットカードを持っていない派の理由
逆にクレジットカードを持っていない人にはどんな事情があるのでしょう。
クレジットカードを持っているとお金を使いすぎてしまう
クレジットカードは便利な一方で使いすぎてしまうとの声が挙げられます。たしかにクレジットカードを使っても財布から現金がすぐになくなるわけではないので、そういった意見もありそうです。
しかしクレジットカードはそういった使いすぎを防止するための方法が用意されています。
エポスカードなどでは、自分で定めた一定額を超えると翌日にお知らせメールが届くサービスがあります。

こういったサービスによって、気づかない間に請求が10万円もいっていた、、、なんてケースを回避できます。

- 国際ブランド
- 対応電子マネー
年会費 | ポイント還元率 | ポイント名 | |
---|---|---|---|
初年度 | 2年目~ | ||
無料 | 無料 | 0.5% | エポスポイント |
発行スピード | 限度額 | マイレージ 還元率(最大) | ETC年会費 |
最短即日 | – | 0.25% | 無料 |
また、ほとんどのクレジットカードがインターネットで自分のマイページから利用金額を確認することができます。翌月にどれくらいの請求があるのかすぐに確認できるので、利用ペースの参考にできそうです。
他にもマネーフォワードなどの大手会計簿アプリではクレジットカードを登録しておけば自動的に内訳をグラフ化してくれるので、自分が何にお金を使い過ぎているかが一目瞭然です。
https://hajimete-creditcard.net/knowledge/kakeibo-moneyforward/
賢く管理できるのは現金ではなくクレジットカードならではなので、お金が手元にあると使い過ぎてしまう心配がある人こそクレジットカードはおすすめできます。
セキュリティや不正利用が怖い
クレジットカードって現金と違ってスキミングやパスワードの不正利用が怖いというのを理由として使っていない人もいるようです。たしかにもし万が一クレジットカードが不正使用されてしまったら、自分が使ったお金でないのに何万円も請求がくるということは考えたくもないですよね。
しかしそこに関しては各クレジットカード会社も万全の対策を行っているので安心しましょう。
各クレジットカード会社は24時間365日、あなたのカードが不正利用されていないかモニタリングしています。そして不正利用を検知された場合には、クレジットカード会社からあなたに問い合わせが入り、本人の利用かどうかを確認されます。そのときに不正利用が判明すれば、すぐにクレジットカード会社がカードを止めてくれるのでそれ以上不正利用されることはありません。
ただ、それでも不正利用される不安はつきものです。例えば三井住友カードであれば、そういったケースに備えて「三井住友カード会員補償制度」というものがあります。これはカード会社へ届け出を行った60日前から損害を補償してくれるサービスになります。なので、後から不正利用に気づいた場合でも大切な財産は守られるので安心です。
基本的に毎月、クレジットカードは自宅に利用明細が届きます。その度に自分に身に覚えのない利用がないかを確認するようにしましょう。その時点で気付いてクレジットカード会社に問い合わせを行えば60日以内の保障には十分間に合いますよ。
大学生で作るべきクレジットカードのポイントとは
大学生でクレジットカードを作る場合にはどういったポイントを意識すれば良いのでしょうか。ここからは既にクレジットカードを作っている大学生が重視してきたポイントをご紹介します。
ポイント1:年会費無料のクレジットカードを選ぶ
クレジットカードには持っているだけでお金がかかる年会費が発生するカードが存在します。
もちろんその分、付加サービスが付いていたりするのですが、まずこれからクレジットカードを持ち始める場合には負担の少ない年会費無料のクレジットカードを選ぶといいでしょう。
ポイント2:学生限定のポイント還元率が高いクレジットカードを選ぶ
クレジットカードには18歳から持てるクレジットカードや、学生向けのクレジットカードと呼ばれるものがあります。各クレジットカード会社はクレジットカードを利用してもらうことで加盟店から手数料を受け取ってビジネスが成り立っています。
そのため各社は早い段階からユーザーを確保するために、通常の入会よりも学生の内に入るとお得なキャンペーンを実施している場合があります。
せっかく学生の内からクレジットカードを作るのであれば、そういったサービスを見逃すわけにはいきません。
ポイント3:将来のステータスカードに繋がるクレジットカードを選ぶ
クレジットカードにはプロパーカードと提携カードに大きく分類されます。
プロパーカードとは国際ブランド自らが発行しているクレジットカードであり、それ以外のカードは提携カードという分類に入ります。
プロパーカードは長く使い続けていることで、クレジットカード会社からインビテーションという上級カードへの招待が届く場合があります。いわゆるゴールドカードやプラチナカードが上級カードに該当するわけですが、これらのカードには一部自分たちから申し込みできない、招待のみで作れるクレジットカードも存在します。
そういったインビテーションから作成できるクレジットカードには、他のカードにはないメリットが存在します。専用のコンシェルジュがついたり限定コンサートやライブへの招待、高級レストランの割引or1名料金無料など。
今は必要がなくても、30歳、40歳となったときにもクレジットカードは使い続けているはずです。そのときに大きな恩恵を受けられるよう、1枚目のクレジットカードはインビテーションを受けられるクレジットカードなのかどうかを考慮して選ぶ必要があります。
筆者がおすすめする大学生で作っておくべきクレジットカード
ここまで大学生がクレジットカードを持つ理由やメリット、選ぶ特徴をお伝えしてきましたが最後に筆者がこれらの条件に当てはまるクレジットカードを紹介します。これらのカードは全て、学生のうちに作っておくことでメリットがあるカードになっているのでぜひ参考にしてみてください。

- 国際ブランド
- 対応電子マネー
年会費 | ポイント還元率 | ポイント名 | |
---|---|---|---|
初年度 | 2年目~ | ||
無料 | 無料(※前年度に利用があることが条件) | 1.0%-2.5%(※入会後3ヶ月は5倍) | ワールドプレゼント |
発行スピード | 限度額 | マイレージ 還元率(最大) | ETC年会費 |
最短3営業日 | 10-80万円 | 3.0%-7.5% | 無料(※2年目以降は前年度に利用があれば無料) |