クレジットカードコンシェルジュとして活動する管理人が、このサイトで様々なカードを紹介していく中で多くの読者から寄せられる質問の多くに、
クレジットカードがたくさんあってどれを選べばいいか分からない…
という声を多くいただきます。
実際に管理人も、過去に10枚以上のクレジットカードを作ってきましたが、それぞれで目的に合わせたクレジットカードを作ることを心がけてきました。
そこで今回は、読者のみなさんのクレジットカード選びに少しでも参考になるよう、実際に管理人が作ったクレジットカードの順番と経緯を含めてご紹介していきたいと思います。
目次
1枚目:18歳で三井住友VISAデビュープラスを作ったのが最初のカード
まず、管理人が18歳のときに最初のクレジットカードとして作ったのが三井住友VISAデビュープラスカードです。

- 国際ブランド
- 対応電子マネー
年会費 | ポイント還元率 | ポイント名 | |
---|---|---|---|
初年度 | 2年目~ | ||
無料 | 無料(※前年度に利用があることが条件) | 1.0%-2.5%(※入会後3ヶ月は5倍) | ワールドプレゼント |
発行スピード | 限度額 | マイレージ 還元率(最大) |
ETC年会費 |
最短3営業日 | 10-80万円 | 3.0%-7.5% | 無料(※2年目以降は前年度に利用があれば無料) |
このカードを最初のカードに選ぶとき、管理人としてこだわっていたポイントは3つありました。
・最初の1枚なので、万能性のあるカードであること
・学生だったので、年会費などのお金のかかるカードでないこと
・どうせ作るならポイントが貯まりやすいカードであること
これらの条件を満たすクレジットカードが、当時発行されていたカードの中では、三井住友VISAデビュープラスカードであったということです。
このカードの特徴を簡単に説明すると、
・世界中で使いやすいVISAブランドなのでどこでも使える
・18歳から発行可能で、年会費も無料
・ポイント還元率は入会後半年間は5倍、それ以降も3倍で貯まりやすい
といい事づくしのカードでした。

今でもこのカードは解約せずに、サブカードとして使い続けています。
2枚目:ドコモのスマートフォンを使っていたのでdカード GOLDをサブカードに
2枚目のクレジットカードを管理人が作ったのが、20歳のときです。
そのとき、ドコモが発行していた当時のカードがDCMXというクレジットカードでしたが、新たにdカードシリーズが登場したのです。
それまで、auならau walletというクレジットカードがあり、キャリアのクレジットカードとしてお得な印象でしたが、管理人が使っていたスマートフォンがドコモということもあり、作っていませんでした。
しかし、今ではおなじみのdカード GOLDが登場し、即座に作ることを決心します。

- 国際ブランド
- 対応電子マネー
年会費 | ポイント還元率 | ポイント名 | |
---|---|---|---|
初年度 | 2年目~ | ||
10,800円 | 10,800円 | 1.0%~4.0% | dポイント |
発行スピード | 限度額 | マイレージ 還元率(最大) |
ETC年会費 |
– | – | – | 無料 |
dカード GOLDを作るタイミングの管理人の状況はというと、
・ドコモのiPhoneを利用
・デビュープラスで不満はないが、なにかのときのために2枚目を持っておきたい
・メインはデビュープラスなので、そこまで頻繁に使う予定もない
といった具合でした。
しかし、dカード GOLDは筆者のそういった思いをすべて払拭するように、素晴らしいスペックを持って新登場したカードでした。
・年会費10,800円でドコモのケータイ料金の10%がポイント還元
・万が一のときのケータイ補償が付いてくる
つまり、管理人の中でdカード GOLDはあくまでメインカードではなく、ドコモのスマートフォンを使っていることでお得なカードとしての立ち位置で作ることにしたわけです。
年会費10,800円は高いと思うかもしれませんが、毎月9,000円以上のケータイ料金がかかっている方であれば年会費以上のポイントが貯まるので、実質、ケータイ補償がタダで付いてくるようなものになります。
いまお使いのスマートフォンがドコモなら、作って損はないカードと言えるでしょう。
3枚目:ステータスに憧れてアメックスグリーンを発行
1枚目のデビュープラスカード、2枚目のdカード GOLDで十分な気もしていましたが、この頃からステータスを気にするようになりました。
社会人にもなり、女性と食事に行く機会も増えたためです。
そのときに、みっともないカードで支払いをするのもイヤだなーと不意に考えるようになり、女性から見てカッコいいカードの1つでも持っておこう!と考えるようになります。
そこで発行したのが、アメックスグリーンでした。

- 国際ブランド
- 対応電子マネー
年会費 | ポイント還元率 | ポイント名 | |
---|---|---|---|
初年度 | 2年目~ | ||
12,000円 | 12,000円 | 1.0% | メンバーシップ・リワード |
発行スピード | 限度額 | マイレージ 還元率(最大) |
ETC年会費 |
10日程度 | – | 1.0% | 無料 |
ポイントを貯めることなどは、メインで使用していたデビュープラスカードでしたので、3枚目のカードに求めることはただ一つ、
・ステータス性の高いクレジットカード
ということのみでした。
そうなると、選択肢はダイナースクラブカードやアメックスとなるわけですが、すでにVISAとMasterCardを持っていたこと、そしてダイナースクラブカードは審査が厳しいということを聞いていたのでアメックスグリーンにしたわけです。
結果的には社会人1年目ですぐに作ることができたので、無事に3枚目のクレジットカードとしてステータスカードを入手することができました。
その時の詳細は以下の記事で紹介しています。

今でもアメックスは付帯サービスとして、
・空港ラウンジが同伴1名まで無料
であることから、旅行の際に使っているカードとなっています。
4枚目:インビテーションを受けてアメックスゴールドに
3枚目のアメックスグリーンを作ったことで、ある程度の国際ブランドは揃っていましたし、追加のクレジットカードを作ることを検討していませんでした。
しかし、アメックスグリーンを作って半年程度でアメックスゴールドのインビテーションが届くことになります。

- 国際ブランド
- 対応電子マネー
年会費 | ポイント還元率 | ポイント名 | |
---|---|---|---|
初年度 | 2年目~ | ||
無料 | 29,000円 | 0.33%~0.50% | メンバーシップ・リワード |
発行スピード | 限度額 | マイレージ 還元率(最大) |
ETC年会費 |
公式サイト参照 | 公式サイト参照 | 0.33%~0.50% | 850円 |
インビテーションをもらうことが初めてかつ、さらにステータス性の高いカードでもあったので、年会費の高さに迷いもしましたが、結局作ることにしました。

こちらの記事でも詳しく書いていますが、結局、アメックスグリーンの戻すことにしたわけですが、アメックスグリーンよりも付帯サービスは素晴らしく、使いこなせる人にはおすすめのカードと言えるでしょう。
管理人の場合、メインカードとサブカードがすでにあったので、年会費の元を取れないと判断し、アメックスグリーンに戻しています。
5枚目:結婚して、家関連の支払いをするために家族カードが無料発行できるJCBゴールドを追加する
このタイミングで管理人に大きな転機がありました。
それはプライベートですが、結婚をしたことです。
結婚のタイミングで、お財布状況は大きく変わり、自分のプライベートで使うお金よりも妻と住む家の家賃や光熱費の支払いがメインとなってきました。
賃貸で住む家の支払いを当初は、管理人のクレジットカードで支払っていましたが、家計管理が複雑になってきたことから、家関連は専用のクレジットカードを作って管理することにしました。
そこで候補に上がったのが、JCBでゴールドです。

- 国際ブランド
- 対応電子マネー
年会費 | ポイント還元率 | ポイント名 | |
---|---|---|---|
初年度 | 2年目~ | ||
無料 | 10,000円 | 0.5%~2.5% | OkiDokiポイント |
発行スピード | 限度額 | マイレージ 還元率(最大) |
ETC年会費 |
最短3営業日 | 公式サイト参照 | 公式サイト参照 | 無料 |
なぜ、JCBゴールドにしたのかというと、管理人が作りたいカードの条件として3つ挙げられます。
・VISAかMasterCard以外のカードであること
・妻にもカードを持たせたいので、家族カードの発行が無料であること
・ETCカードの発行ができて、年会費無料であること
これらの条件を満たせるのが、JCBゴールドというわけでした。
JCBゴールドは、日本発祥の国際ブランドということもあり、かなり要望にあったクレジットカードであったのです。
・国際ブランドはJCB
・家族カードの発行が1枚まで無料
・ETCカードも年一回の利用があれば無料
まさに、いま管理人が欲しいクレジットカードというわけでした。
インターネット経由の申し込みですぐに審査通過し、手元に届いたのでその点でも魅力的と言えました。

今は、自分のJCBゴールドの他に、妻の財布に家族カード、そして車で使うETCカードをこのカードに統一し、家賃や光熱費はここから支払うようにしているので、家計管理も楽チンになりました。
6枚目:楽天市場での買い物が増えてきたので、楽天カードを発行
ここまで読み進めてくれた方からすると、もういらないでしょ….
と思われるかもしれませんが、まだクレジットカードの発行は続きます。
先ほどご紹介したJCBゴールドからさらに1年が経過し、最近クレジットカードを発行していないなーと思ったので、試しに楽天カードを作ってみました。

- 国際ブランド
- 対応電子マネー
年会費 | ポイント還元率 | ポイント名 | |
---|---|---|---|
初年度 | 2年目~ | ||
無料 | 無料 | 1.0%~4.0% | 楽天スーパーポイント |
発行スピード | 限度額 | マイレージ 還元率(最大) |
ETC年会費 |
公式サイト参照 | 公式サイト参照 | 0.5%~2.0% | 540円 |
CMで同じみのカードなので、ご存知の方も多いクレジットカードです。
このカードを作ったきっかけは大きく3つ。
・楽天市場を頻繁に利用する
・年会費がずっと無料
・入会特典でポイントが大量にもらえる
でした。
正直、3つ目の入会特典目当てであったというのもありますが、とりあえず作っておくかなー程度の軽い気持ちです。
結局、ポイントが分散してしまうので、楽天市場のポイントが貯まりやすかったわけですが、半年程度で解約することになりました。
それでも、入会特典のポイントで1万円弱のものを無料で買えましたし、お金も一切かからなかったので作って後悔はしていません。
7枚目:マイルを貯めることに興味を覚えて家用カードをJCBゴールドからANAアメックスに変更
今まで作ったクレジットカードは、どこのお店でも使えるように国際ブランドをなるべく被らないように作ったり、ポイント還元率を重視してきました。
しかし、6枚のクレジットカードを作っていく内に貯めたポイントの使いみちに困ることも増えてきました。それは、欲しいと思える交換商品があまりなかったためです。
せっかくポイントを貯めても使いみちがなければ、貯める意味がありません。
さらに、結婚して奥さんと一緒にポイントを貯めるようになってからは使いみちも難しくなってきました。二人で貯めたポイントを一人で使うのは申し訳ないですからね。
そういった悩みがあり、筆者が行き着いたのがマイルを貯めることでした。
海外旅行や国内旅行は年に1回程度ではありますが二人にとっての贅沢です。そのため、一回の旅行で20万円〜30万円程度が飛んでいくのですが、その大半の費用が飛行機代でした。
なので、この飛行機代を少しでも抑えることができれば、いつもよりいいところに行けたり、現地での観光や食べ物を贅沢することができます。
そこで、航空券チケットに交換できるマイルを今後は貯めていこうと思い、作ったのがANAアメックスです。

- 国際ブランド
- 対応電子マネー
年会費 | ポイント還元率 | ポイント名 | |
---|---|---|---|
初年度 | 2年目~ | ||
7,000円 | 7,000円 | 0.33%~0.75% | ANAアメリカン・エキスプレス メンバーシップ・リワード |
発行スピード | 限度額 | マイレージ 還元率(最大) |
ETC年会費 |
公式サイト参照 | 公式サイト参照 | 0.33%~0.75% | 公式サイト参照 |
このカードは常に入会キャンペーンを実施していたり、ちょっと工夫すればマイルを有効期限なしでずっと貯めることができるので夫婦共通のメインカードとして使っています。
8枚目:プライベート用もマイルを貯めるためにSPGアメックスに統一
家用のカードをANAアメックスに統一してからは、筆者のプライベートカードもマイルを貯めることに振り切ることにしました。
ポイントが貯まるクレジットカードはたくさんありますが、それらのポイントをマイルに換えるときに交換レートが良くないものがほとんどです。
そこで目をつけたのがSPGアメックスです。

- 国際ブランド
- 対応電子マネー
年会費 | ポイント還元率 | ポイント名 | |
---|---|---|---|
初年度 | 2年目~ | ||
31,000円 | 31,000円 | 3.00% | メンバーシップ・リワード |
発行スピード | 限度額 | マイレージ 還元率(最大) |
ETC年会費 |
公式サイト参照 | 公式サイト参照 | 1.00%~1.25% | 無料 |
SPGアメックスは一言でいうと、マイルを最速で貯めたい&年に1度以上は贅沢にホテル旅行したい人にピッタリのクレジットカードです。
まず、マイルは入会特典と合わせて大量にGETできます。
・入会特典:30,000ポイント
・100円利用=3ポイント
貯まったポイントは3ポイント=1マイルに交換できて、その際の航空会社の限定はありません。
ANAカードやJALカードなど、航空会社に特化したクレジットカードがありますが、このSPGアメックスはどの航空会社のマイルにも遜色ないレートで交換できるクレジットカードとなっています。
しかも、貯めたポイントの有効期限も実質なし。最後にポイントを貯めてから1年以内に新たなポイントが貯まれば有効期限が伸びるので1年に1度でもクレジットカードを利用すればマイルを無限に貯めれます。
さらに、カードを更新したときの特典として毎年、マリオットボンヴォイの提携ホテルへの無料宿泊が1泊2名分、無料で付与されるので航空券代+ホテル代をこのカード1枚でタダにすることも可能。
いろいろなクレジットカードを作ったけど、最終的に1枚にまとめたいという人におすすめのクレジットカードとなっています。
まとめ
クレジットカードはライフステージとともに、必要なカードも変わってきます。
・年会費無料のクレジットカード
・ポイント還元率の高いクレジットカード
・ステータス性の高いクレジットカード
どれもすべて、間違いではありません。
そのときどきで、必要なカードを作ることが正解になるわけです。
この記事を見てくださっている読者の方の中にも、過去の管理人と同じ境遇の方がきっといらっしゃるでしょう。
今の自分に合いそうだな、と思ってくれたら作ってみることをおすすめします。
以上、これさえ選んでおけば間違いない!クレジットカード専門家が実際に作ったクレジットカード特集でした。